NOTICE / 注意喚起
見積もり依頼を装った詐欺にご注意ください
通常の見積もり相談から始まり、信頼関係を築いた後に
工事と無関係な「代理購入」や「立て替え支払い」へ誘導する手口が報告されています。
本記事は、塗装業界で注意喚起されている事例を踏まえ、被害防止のためのポイントをまとめたものです。 あわせて、実際に当社にも入った連絡(未遂事例)を共有し、同様の被害が出ないよう情報発信いたします。
ポイント:
工事と無関係な物品購入や立て替え依頼が出た時点で、一度立ち止まり、
公式の連絡先へ折り返し確認することが重要です。
よくある手口の流れ
- 外壁塗装などの見積もり・現場調査の相談が入る
- やり取りを重ねて信頼関係を築こうとする
- 工事とは無関係な物品(例:消毒液など)の手配や立て替えを依頼してくる
- 指定口座へ高額な振込を求められる
- 支払いの段階で連絡が取れなくなる
注意すべきサイン
- 「急ぎ」「今日中」「監査が入る」など、判断を急がせる
- 工事内容から話題が逸れ、物品購入・立て替えの話が中心になる
- 担当者の連絡先が携帯電話のみで、公式窓口の確認を避けたがる
- 実在する施設名や企業名を使って安心させようとする
被害を防ぐための対応ポイント
- 工事と無関係な代理購入・立て替え依頼には応じない
- 施設や公的機関を名乗る場合は、公式サイト等で確認した番号へ折り返し連絡する
- 文書(見積・発注・請求)を整備し、手順が曖昧な取引は進めない
- 不審な場合は、早めに警察・消費生活センターなどへ相談する
- 社内で「代理購入は不可」などのルールを明文化し共有する
実際に当社へ入った電話の事例(未遂)
ここからは、実際に当社へ入った連絡の事例をご紹介します。
結果として被害には至りませんでしたが、「実在する名称」を使って自然な商談に紛れ込む、
非常に巧妙な内容でした。
■ 経緯
- 近隣の実在する老人ホームを名乗る方から、 「外壁にひびが入ったため現場調査をお願いしたい」との連絡がありました。
- 現場調査の日程を約束した後、後日あらためて電話があり、 「調査当日に保健所の監査が入るため、急きょ消毒液が必要になった」と相談されました。
- 「これまでの仕入れ業者とトラブルがあり入手できない」「急いでいる」という説明でした。
- こちらで確認したところ、老人ホームも、消毒液の会社も実在していました。 まず消毒液の会社の担当者とされる携帯番号へ連絡し、見積書を文書で受領しました。
- 当社からはトラブル防止のため、 「見積内容をメールで確認 → 当社より請求書発行 → ご入金確認後に購入手配」 という手順をご提案しました。
- すると、その時点で一切連絡が取れなくなりました。
■ 不審点の確認と結果
念のため、老人ホームの公式の固定電話番号へ連絡し、担当者と名乗っていた人物名を伝えて確認したところ、
「そのような人物は在籍していない」との回答でした。
詐欺の可能性が高いと判断し、急ぎ110番通報を行い、被害には至りませんでした。
■ この事例からお伝えしたいこと
- 実在施設名・実在会社名の確認だけでは安心材料にならない(名称が悪用される可能性があります)
- 工事の相談から始まっても、途中で物品購入や立て替えへ話が移ったら要注意
- 違和感があれば、公式番号への折り返し確認と、文書での手続きを徹底する
同様の被害が増えないよう、当社ではこのような注意喚起をブログやホームページ等で継続して発信してまいります。
もし似た連絡を受けた場合は、無理に対応を進めず、早めに公的機関へご相談ください。
最後に
この種の連絡は、通常業務の流れに紛れ込む形で進むため、気づきにくいのが特徴です。
「急ぎ」「例外対応」を求められたときほど、社内ルールと確認手順に立ち返り、慎重にご対応ください。

